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NaF sun interview 006

デザインも考え方も物の捉え方も
空間の作り方も流石の一言!

お引渡しからもうすぐ1年となるK様邸。ご結婚を機に、将来を見据えて、住みやすい永住できる場所を…と家づくりを決められました。こだわりの住まいと、現在の暮らしについてのお話を聞かせていただきました。

interviewer
シニアディレクター 渡邊 豊


まず最初に、K様はR+houseをどのようにお知りになったのか教えていただけますか。

ご主人様

そうですね、家を建てるときに、自分たちの中で損はしたくないなって話し合って。耐震性能とか、高気密・高断熱と言われても漠然としすぎていて、上限値も分からない全く知らない状態で。ハウスメーカーや工務店へ行って説明を聞いても何が良いのか分からない状態になるのが嫌だったので、まずそこから知ろうよってなりました。
インターネットで調べても限界がありますよね。調べていく中で、R+houseを知り、勉強会があったので早速行ってみました。行ってみたら、良いよねってなり、施行事例を色々見ていく中で、気に入った家があったので、中垣さんに連絡したのが始まりでした。


もともとお家を建てたいと思ったきっかけについて教えていただけますか。

ご主人様

妻との結婚を機に、アパートで暮らし続けるよりも、どこか自分たちの住みやすい場所へ永住して、今後生まれてくるだろう子どもの事も見越して…。やっぱり、持ち家が欲しいよねってなりました。

奥様

アパートだと趣味の釣り道具なども洗うのがとても大変で。お風呂場で洗うしかなかったり、庭もないので外で何かやろうと思っても出来ないので、そういうところでも絶対家は欲しいなぁと思っていました。


最初に中垣工務店に来ていただいたときの社長の印象を覚えていますか。

奥様

まず優しそうな感じだなぁって思って、すごく気さくに話して下さるので、こちらも分からないこととか、聞きたいことが気兼ねなく聞けて、中垣さんとだったら良い家づくりが出来るんじゃないかなぁ~って思いました。


実際に完成した新居をご覧になって最初の感想はいかがでしたか。

ご主人様

完成した状態を改めて見た時、本当にテンションが上がりましたね。家の柱を一緒に立てたり、柱に手形を押して「ポジティブ」っていう文字を書いて…。色んな職人さんが携わって、自分たちの想いがカタチになって、積み重なってようやくこの家が完成したんだなぁっていうのを目の当りにしたときに、グッと来るものがあり、目尻にうっすら涙が浮かびましたね。アパートには無かった大空間の開放感だったり、自分たちの「好き」が詰め込まれている空間が目の前に広がって、これからどんどん思い出が増えていくんだなぁと、幸せな気持ちと充足感で一杯でしたね。

奥様

図面や模型でしか見てこなかったものが、いざ建ったときに、嬉しさもあるんですが、責任感が出るというか、この家を守っていかなきゃいけないんだなというような気持ちになって、引き締まるような思いがありました。地鎮祭の時に、こんなところに家が建つのかなぁ?地縄を見てもこれで全部おさまるのかなって思っていたんですけれど、ちゃんとおさまっていて、狭い事もなくビックリしました。


実は皆さんあるあるなんですよね。土地のお話の流れでお聞きしますが、この土地に決められた理由を教えていただけますか。

ご主人様

まず第一に金額ですね。本当に安いなっていうのと、深掘りしていったときに、子どもの事とかも考えていたので、中学校などが裏手にあること、アクセスも良いところが大きかったですね。実際にこの土地に足を運んだ時に「静かだなぁ、さびれてるわけではなくて、新しい家がちょこちょこ出来てきているので、これから徐々に住みやすくなるのかなぁ」と感じました。近くに芝生の大きな公園があるので、子どもたちと一緒に遊べるのかなぁ。あとは景色がすごく良いなぁ~というのもありましたね。迷いはしましたが、他はどうしても価格が高くなってしまい、望む立地ではなかったです。

中垣社長

高低差がある団地なので、価格と造成費のバランスをみても良かったですよね。

ご主人様

もともとこの土地を持っていた方もとても良い人だったので。

奥様

栄えた場所も良いなと思ったんですけど、ちょっと田舎の方がおじいちゃんおばあちゃんもいて、近所付き合いも楽しくできるかなぁって思って。田舎なんですけれど、車があればそんなに不便ではないですし、お互いの実家からも中間で、距離感もほどよくて、この立地で金額も良かったのですんなり決まりました。


お引き渡しから約1年が経過しましたが、実際に暮らしてみての住み心地はいかがですか

ご主人様

住み心地はやっぱり良いですね!ご近所の方々も、みなさん良くしてくれますし。

奥様

生活動線を考えた家にしたので、アパートの時と比べるととにかく動線が良いのでストレスなく過ごせてますね。

ご主人様

回遊動線になっているところが便利ですし、楽ですよね。僕、個人的にはキッチンに一番こだわって、このステンレスは清潔感があって無駄な装飾が無くて、メンテナンスもしやすいですし、幸せですねぇ。高さも僕に合わせて90cmにしてあるので、アパートの時なんか作業中に腰が死ぬんじゃないかって(笑)二人で並んでキッチンに立っても全然狭いとか、お互いに邪魔することが無いのでストレスがありません。使い勝手が良くて、こだわってよかったなぁ~!中垣工務店さんの手腕ですよ。


とても綺麗に使っていただいてありがとうございます。K様のお住まいでとても印象的なのはリビングですよね、中でも特にこだわったポイントを教えて下さい。

ご主人様

妻のほうが主体になりますが、どこからでも家族の存在が感じられるところに重きを置きましたね。そして、空間の広さと開放感に、窓から差し込む柔らかい光が気に入っています。床の木目にいろんな表情が出でるなぁと眺めていますね。床にオイルを塗ってメンテナンスをしていると、無垢の床って本当に良いなぁと実感します。素足で歩いても独特の質感が足の裏から伝わってくるので、光の反射具合とか含めて、ヒアリング時に色々お話したのを思い出しますね。リビングにはずっと居たくなるような、リラックスしながらテレビを見たりゲームをしたり、かと思ったら水槽を眺めてみたり…。椅子を動かしたら、向こう側の開けた山の景色が見れたり…。ここからいろんな景色を見渡すことができます。自分たちのたくさんの要望や気持ちを細かく伝えたからこそ、カタチにしてくれたんだなぁって、感じています。


理想を現実にする、形のないものを一からつくり上げていくのは大変ですよね、完成後からの暮らしの変化や暮らしの豊かさで実感している事はありますでしょうか。

ご主人様

冬はこたつを出していて、壁にもたれてテレビを見ながら、夜勤明けにコーヒーを飲んだりするんですよ。向こう側から差し込む景色と光をぼんやり見ていると、ついつい時間を忘れて至福のひとときを過ごしています…(笑)

奥様

この家は扉が無いので、家族の存在を感じられるのが本当に大きいですね。主人が水槽のメンテナンスで掃除したりする時に、普通なら玄関でやってたら扉があって廊下があるので、籠りっきりになると思うんですけど、玄関でやっているのにリビングから見える、話しかけることもできる。洗面所に行ってもリビングから分かる。一緒にいる感じがすごく感じられて幸せだなぁって。アパートの頃だったら、扉の向こうで何してるか分からないので、また一人だなぁって感じだったりしたんですけれど、どこにいても主人の存在が分かるので、こんな家はなかなか無いなぁって思いましたね。作業中に結構話しかけちゃうので鬱陶しがられるんですけど…ね(笑)

中垣社長

いいですねぇ。そこはヒアリングさせて頂いているとき、奥様が夜勤明けで帰ってきて、疲れているんだけれど、一緒の居場所でゴロンと寝てしまう…みたいな、同じ空間にいたいっておっしゃっていましたもんね。それが実現されているということですよね。


打ち合わせや建築中のエピソードなど思い出に残っている事があれば教えて下さい。

ご主人様

積み重ねではあるんですが、僕たちが持ち寄ったものをベースに中垣さんに聞いたとき、次の打ち合わせの時に、きっと僕らがこういうものを望んでいるんだろうという物を提案して下さるレパートリーがドンピシャなものが多くて。これは無いな…というものもその中にはあったのですが、話し合いの中での中垣さんの存在がとっても大きいなって思いました。打ち合わせのイメージが変わりました。

中垣社長

嬉しいお言葉、ありがとうございます。


また、R+houseの建築家の先生はどうでしたか。

ご主人様

やっぱ流石だなぁと。デザインも考え方も物の捉え方も空間の作り方も、流石の一言!まさかのこの土地に対して家が斜め?ここに抜け感作るんだって…。回遊動線は女性ならではの視線を踏まえてベースを持ってきてくださって。悩むことが全然無くて、こんな家に住んでみたい!っていう気持ちになりました。そう思わせてくれる建築家の方のセンスは光るものがありましたね!

渡邊:そうですよね、私たちのレベルを超えてきてくれるんですよね!

ご主人様

「想像以上」って言葉が本当に当てはまるのかなぁ。ビックリですね!

渡邊:そういう実務的だけではない感情的価値観に共感して頂ける方には、とっても良いシステムだと思うんです。

中垣社長

K様のイメージにあった「美術館のような家」というところも、建築家の先生に共感して頂いて、ポジティブに捉えていただいていたみたいなんですよね。感性の部分も含めてマッチしたのかなぁと私自身も感じました。


中垣工務店の対応で改善してほしい点はありましたか。

ご主人様

改善ではないんですが、例えば今後発生するであろう外壁とかの修繕とか、何かを改修するときの目安となるような金額なんかをホームページに記載して頂けたら、何かやってみようかなぁと思った時、工事費用の目安が付きやすいかなぁと。

中垣社長

例えで言うと、タープのフックの取り付けなんかはご自身でやられる方は少ないんですよね。どうしても職人さんに依頼すると一人工とか掛かってしまうので割高にはなっちゃうかなぁ…。逆に点検の時に私たちをうまい事使ってもらって、来たタイミングで何かしら一緒にやってもらうとか、もありですね(笑)。


K様のこだわりの詰まったお家づくりのお話をたくさん聞かせて頂きありがとうございました。これからお家づくりをする人にアドバイスをいただけますか。

奥様

知識をつけるのはすごく大事かなと思っていて、私もインスタだとかインターネットで色々調べて、つくった後に、あぁしとけば良かったっ…てなるのが嫌だったのでとにかく調べて。でも想いしか伝えられなかった時に、中垣さんが具体的な内容を言ってくださったり、想いをカタチにして下さったので、そこが自分ではできなかった部分なのでとても助かりました。

ご主人様

家を建てる上で、ある程度の予備知識をつけるのは大切かなぁと、そして自分たちが建てたい家を芯として持っていると、工務店の人たちと携わっていく中でイメージを形にしやすいのかなぁ。僕たちには、出来ることと出来ないことが分からないので。

中垣社長

そうですよね。私も「金沢の21世紀美術館にある天井プールの水の中にいるような空間の演出が好き」とお聞きして、こういう事を楽しめるお二人なんだぁっていうことが知れて、この階段を作るときにも「ちょっと尖っていいですか?(笑)」って聞いたりして。お二人らしさのあるお家をご提案することができたのは本当に嬉しく思っています。突き抜けられた根底にはそのヒアリングがあったからこそですね。

中垣社長


本日は貴重なお話を聞かせて下さり、ありがとうございました。今日は「幸せ!」というお言葉をたくさんお聞かせいただけて、私たち自身もとっても幸せです。そんな風に感じて頂けているのは、私もやって良かったなぁ~。なにより、お二人がメチャメチャ素直なのでそれに応えたいなぁ~って思って、いろいろ提案させてもらったりとかをしたので、間違いじゃなかったなぁって思いました。有難うございました。

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