2024.04.10 R+house

祝上棟! K様邸


令和6年3月末日 K様邸の上棟でした。

数日前までの雨が嘘のような快晴で上棟日和の一日となりました。

大勢の大工さんが集まり、一日で家の屋根まで骨組みが出来上がっていきます。










コンセプト
森と遊ぶ唯一無二の家


同じ敷地内にある「へんてこの森」。

お子様が名付けたこの森は、今のお住まいでお庭が少ないからと植栽やキャンプや栗拾いなど暮らしの一部になっています。

この森とつながり、土地の傾斜や方位など最大限活用し、デザイン性や機能面も考えた設計をしました。


外観のデザイン

道路より一部、高さのある敷地に建つ平屋。
歩道と平行にアプローチを設け、通り抜ける途中に玄関の屋根を配置。
角度のある袖壁は屋根とのバランスでリズミカルな外観となす。
2つの屋根の架け替えであるが、3つの箱に見えるデザイン。
森をバックに伸びやかな平屋をデザインした。



パッシブデザイン

南側には90㎝の軒を確保し夏場は日射遮蔽を。
森の眺望を活かしつつ、繋がる方向として森側(北東面)に開くため、どのように南の光を取り込むかが課題。
そこで吹抜をとり、ハイサイドよりリビングに光を取り込む。
このハイサイドライトは、交通量の多い隣接する道路からのプライバシーにも配慮。
リビングに面した子供部屋も開け放てばさらに明るい。
ホビールームも玄関へと土間が続くため、冬場は蓄熱効果も期待できる。



コストデザイン

屋根形状、平面構成を出来る限りシンプルに検討。
廊下を作らず、構造的に無理のない構成で検討。
窓も効率的に光が入るよう検討。
性能とデザインが両立できる設計とした。


生活デザイン

リビングでゆっくりする時、料理をする時、食べる時も森の緑が視界に入る間取り。
水回りは西側にまとめホビールームより通り土間形状の回遊動線を確保。
キッチンの裏動線でもあるため、家事楽に。
子供部屋も開けておけば気配が分かり、広々と使える間取り。


ダイニングキッチンは作業をする場所、リビングはゆっくりしたり、遊ぶ場所、

そして、いつも森の緑や季節を感じられるようプランニングしました。

光も様々な方向から確保し、時間の移り変わりを楽しんでいただけます。

平屋のメリットの勾配天井、ハイサイド、ロフトと変化のある空間構成とし、

ホビールームから続いて家じゅうワクワク空間で、遊べる家を目指しました。






順調に進み、無事に作業を終えることができました。


K様、上棟おめでとうございます。

お立会いいただきありがとうございました。

おうちが建ったことで窓から見える森とのつながりによりワクワクしていただけたのではないでしょうか。

たくさん現場を見に来ていただけるとうれしいです。

中垣


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