works

R+house

飾る・感じる、”ギャラリー”のある家

ご夫婦の共通の趣味は『写真』
ギャラリーのように写真を飾り
お互いの作品をゆったりと眺める
そんな特別なひとときを。

いつまでも変わらない、美しい家

N様とのはじまりは土地探しのお手伝いから。北と西の設置道路、セットバック有りという、他社ではおそらく選びにくい土地でありながら、N様のご希望をヒヤリングする中で、弊社ならばこの土地を活かす建築が可能だと判断し、お選びいただきました。

玄関を入ると、そこには3畳分のギャラリースペースが広がります。お二人のルーツである写真を飾ったり、趣味の自転車を置いたり。ゆったりと贅沢に、十分なスペースを確保しました。家に帰ってきてほっとする瞬間であり、外出するときに必ず通る場所だからこそ、お二人にとって大切な空間にしたいと考えました。
また、玄関は2WAY動線としており、シューズクロークからアウター収納、クローゼット、パントリー、そして続いて洗面へと繋がっています。水回りをまとめ、洗濯後すぐにクローゼットに衣類を収納できる点も大変便利です。パントリー扉の下を敢えて開けておくことで、ロボット掃除機の定位置を確保していることも美しさを保つ秘訣です。

自然光を取り込む、明るいLDK

共働きご夫婦であり、家事動線もしっかりと考えて、将来的には1階で生活が完結するようにとライフステージの変化に対応できるよう設計しました。南側には大きく開口を取り、自然光がたっぷりと降り注ぐように。
和室はリビングと一体になりつつも、仕切ることで客間として、お子さんの昼寝時に、そしていずれは寝室としても使えるようにしています。吊り収納にすることで、スッキリと、また空間をより広く感じさせる工夫をしました。

対面キッチンは手元を隠して調理ができるように。またキッチン前には大容量のリビング収納を、階段下はカウンターテーブルを造作しました。大切なカメラのレンズを収めたり、カメラのお手入れ時に使用したり。この収納は奥行きがあるため、出来上がった料理をカウンターに並べて置くにも十分なスペースがあります。
また、キッチンに立つ際、吹き抜け上部の窓から空が見渡せるのも嬉しいポイント。窮屈さを感じさせず、視線の抜け感を意識しました。

2階は寝室と子ども部屋のみ

2階は寝室と子ども部屋のみという無駄のないシンプルな間取り。ご夫婦がともに、寝る前のゆったりとした時間を本を読んで過ごしたいとのことで、読書灯と間接照明を合わせて落ち着いた雰囲気に。子ども部屋は、将来的に間仕切ることができるように、成長過程とともに変化可能な作りになっています。

異なる素材と色で整えた外観

外壁はガルバリウムとジョリパッドで素材と色を分けての外観デザインをご提案しました。隣地との兼ね合いで、カーテンを閉めたままの暮らしは避けたいと、木のフェンスと植栽を庭側に配置。プライベート感もありつつ開放感を持たすように、吹き抜けからの採光、抜け感も大切にしました。ウッドデッキでくつろいだり、BBQを楽しんだり、植物を育てたり…と、お庭での楽しみ方もイメージしながら、全体のバランスを整えていきました。

室内のインテリアはグレーをメインに、黒のアイアンや照明をアクセントととし、穏やかでやわらかな印象の中にも、お二人のセンスや個性を表現。N様と建築家の両者の想いであった、「使いやすさと耐久性を兼ね備える、いつまでも変わらない家」。その理想がカタチとなり、凜とした空間と佇まいをもつ美しい家の誕生となりました。

DETAIL

所在 大垣市
住居構成 夫婦+子ども1人
建物規模 地上2階建て
面積 29.55坪(97.70㎡)
外皮平均熱貫流率 UA値:0.5
相当隙間面積 C値:0.14
耐震等級 等級3