2023.04.05 R+house

窓について


今回は、弊社R+houseの標準仕様の窓について書こうと思います。

窓は、YKKAPのAPW330、331を採用しています。
樹脂のフレームとLow-E複層ガラスの優れた断熱性が快適な暮らしをを実現します。

※YKK AP出典


仕様のポイントは、4つあります。
・樹脂フレーム
・Low-E複層ガラス
・樹脂スペーサー
・アルゴンガス入り

「樹脂フレーム」
昔は、アルミのフレームが多く使用されていましたが、金属は熱を伝えやすいので結露しやすいというデメリットがありました。
樹脂は熱を伝えにくく、結露がほとんど起こりません。
素材は、塩ビ(PVC)+アクリル積層を使用した樹脂素材で、紫外線に強く耐候性にも優れています。
屋外の曝露試験では、約30年経過しても樹脂部材には目立つ表面変化が見れれなかったほどです。

「Low-E複層ガラス」
2枚のガラスの内側に熱の伝わりを抑えるLow-E膜をコーティングして性能を向上させています。
太陽の熱線を約60%カットし、冷房効果を高め、西日対策や紫外線による室内の色あせ防止になります。

「樹脂スペーサー」
ガラスとガラスの間にスペーサーという部材があり、一般的なのはアルミスペーサーですが、スペーサーも樹脂にすることで、熱を伝えにくく結露を起こしにくくします。

「アルゴンガス入り」
アルゴンガスとは、大気中に3番目に多く含まれている気体で、無色・無臭で食品の酸化防止のための充填ガスなどにも利用されていますが、熱を伝えにくく空気の1.5倍の断熱効果があります。



リフォーム工事で、窓が結露し下地の木材が腐り白アリに食べられたりして改修工事をというケースがよく見受けられました。
見える表面のガラスの結露は拭けばいいのですが、壁の内部が結露は、躯体の劣化をどんどん進めてしまうので、結露しにくい樹脂フレームに決めました。




日本の樹脂窓の普及率は世界的に見ても遅れていますが、性能向上のため今後は樹脂窓がスタンダードになっていくでしょう。




APW330、331は、形状やサイズのバリエーションも多く、建築家のプランニングにより適材適所に設けられ、敷地やプランに合わせ、採光・風通し・プライバシー・目線の抜けなど目的に合わせてご提案しています。
また、防火窓のシリーズもあり、準防火地域でも対応できるバリエーションの多さはメリットの一つです。




景色を切り取ったり、空を眺めたり、お庭とつながっていたり・・・
暮らしに欠かせない窓だから、心地よい空間を演出してくれます。
これらもすべて性能があってこそ。
皆様に、窓へのこだわりも伝われば嬉しいです。

標準仕様はこちらから


中垣


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